【バスケットボールについて】その4
      ミニバスケットボールって、バスケットボールとどこが違うんだろう?
          キー・ワードは【友情とほほえみとフェアプレイの精神】

 さて、ミニバスケットボールとバスケットボール。両方(りょうほう)とも"バスケットボール" にはちがいないね。
 それじゃ、どこがちがうんだろう?

◇バスケットの高さやゲームの時間
 中学生以上は3.05mの高さ、ミニバスは2.60mの高さにバスケットがある。ボールもミニバスの方が少し小さいね。そしてゲームの時間もミニバスの方が短(みじか)いんだ。

◇プレイのルール ファウルもヴァイオレイションも、ちがうところはほとんどない。
 ちがうところは、ミニバスで"30秒ルール"のところを"24秒ルール"となっていること。
 時間のはかり方もちょっとちがう。また、"8秒ルール"っていうのがミニバスにはないね。ミニバスではフロント・コートからバック・コートにボールを返してもOKだ。
 そうそう、ミニバスに は3ポイントがないところもちがっている。
 その他にもいくつかちがうところがあるけれど、ドリブルやパスやショットの技術(ぎじゅつ)はどちらもおんなじだ。

◇大切なところ
 みんな「友情(ゆうじょう)とほほえみとフェアプレイの精神(せいしん)」という言葉(ことば)を知っているよね。
 英語で、「フレンドシップ」(friendship)、「エンジョイメント」(enjoyment)、「フェアプレイ」(fair play)って言うんだ。
 ミニバスケットボールを楽しむ子どもたちには、いっぱいのミニバス仲間(なかま)をつくってほしい、そして、ミニバスケットボールを楽しんで、ずっとスポーツを続けてほしい。そして、ミニバスケットボールをとおしてスポーツマンシップやフェアプレイの精神を学(まな)んでほしいっていう願(ねが)いがこめられている。

 そんなわけで、ミニバスではゲームに少なくても10人以上出てもらうことになっている。またいくら上手(じょうず)でも、全部(ぜんぶ)のクォーターに出られないことにもなっている。
 チームメイトを大切にし、ひとりでも多く良いプレイヤーがふえてほしいんだ。
 「良いプレイ ヤー」というのが、ただ上手なだけではなくて、いろんなことや人やものを大切にできる人の ことだっていうのはみんなならわかるよね。


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